デルボーのハンドバッグ「ブリヨン」は世界中の女性の憧れ

1829年のベルギーに創業したデルボー(DELVAUX)は、世界最古のラグジュアリーブランドといわれ、1883年には「ベルギー王室御用達ブランド」にも認定されています。そんな、皇族や世界的なセレブからも愛されるデルボーから誕生した、フラップ付きハンドバッグブリヨン(Brillant)の魅力に迫ります。

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ブリヨンならではの美しさの秘密と展開するサイズラインナップ、人気が高い素材とカラーの組み合わせ、そして、いつものお出かけに持ち歩きたい2つのブリヨンもご紹介いたします。

デルボーのブリヨンは、台形型のソフトなフォルムと美しいカーブを描くハンドルが印象的なフラップ付きハンドバッグで、1958年のブリュッセルで開催された世界博覧会で発表されました。馬蹄をイメージしたバックルはデルボーの頭文字の「D」とリンクし、そのアイコニックなバックルは発売当初から変わることのないシグネチャーとして継承されています。

そしてブリヨンには64ものパーツを使用し、それらのパーツは8時間もの時間をかけ成型され、手作業でステッチをほどこしていきます。このようにして職人技を駆使して仕上げられるブリヨンは、素材バリエーションも広げ時代とともに進化を続けています。

ランチなどのちょっとしたお出かけだけではなく、ディナーやパーティーといったナイトシーンにも活用できますね。

長財布や大きめの化粧ポーチも収まるMMは、ショッピングやランチといった普段使いに最適なデイリーサイズ。小柄な女性でも違和感のなく使えるスタンダードサイズですが、広めのマチ幅によって収納力も確保されています。

縦横、マチ幅ともにワイドなGMは、あらゆる荷物がなんなく収まる大容量が魅力。脱いだカーディガンを収納したり、ショッピングで増えた荷物をまとめることも可能です。そしてGMでは、レギュラーサイズのGMよりも縦幅を広げたブラックエディションも展開しています。

また、ブリヨンにはリデザインされたコレクションも展開し、横長でソフトな「イーストウエスト」や、ブリヨンがそのまま小さくなった「チャーム」など、セレブやファッショニスタから人気を博しています。

製造時期や素材によって、同一商品の同サイズであっても大きさの違いなどの個体差があります。あくまで目安とお考えください。

デルボーのブリヨンで人気を集める素材とカラーの組み合わせとは?
素材とカラーのバリエーションも充実したブリヨンのなかから、特に多くの支持を集めている素材とカラーの組み合わせをピックアップいたしました。

レザーバッグの定番でもあるブラックと、革の表面に絶妙なシワ感をもたせ耐久性を高めたセリエレザー(シボ革)は、ヘビロテ必須の組み合わせ。フラップ付きのトップハンドルタイプのレザーバッグといえば、クラシカルでスタンダードな印象ですが、ブラックカラーのブリヨンは気品に満ちた大人のオーラを漂わせています。

ヌードはブリヨン以外のラインでも展開している人気カラーのひとつで、明るくクリーミーなベージュカラー。透き通るように美しい素肌を思わせるヌードは、ほどよい光沢感としっとりとした素材感が特徴のボックスカーフと好相性で、デルボーらしい高級感も演出します。

ここでは、スタイリングの幅も広がるデイリーなブリヨンをご紹介いたします。それぞれのブリヨンがもつ、異なる魅力とは?

型押し加工をほどこしたレザーを使用したブラックカラーのブリヨンは、ゴールドのDバックルが引き立つデザイン。素材のほどよい光沢感とバックルのゴールドカラーが美しく、持つだけでその日のスタイリングを一気にランクアップしてくれます。

ボックスカーフの艶と深みのあるボルドーカラーが印象的なブリヨンは、ひと目で高品質さが伝わるハンドバッグ。シックなスーツスタイルだけではなく、マニッシュなパンツスタイルやカジュアルなデニムコーデのアクセントとしても連れていきたくなります。

デルボーのブリヨンには、花を持った手のモチーフをデザインに取り入れたり、バッグの前面に「これはデルボーではありません」というフランス語が描かれた「ルーモア・ド・ブリヨン」というシリーズを展開するなど、ユーモアあふれるデザインも。

伝統を感じさせるブリヨンは、世界のレディアイコン。レトロモダンなブリヨンなら、自分スタイルをくずすことなくアップデートが叶いそうですね。

W杯に合わせた4年に1度の貴重なフットボールコレクションの数々をお届け

4年に1度開催される世界最大のスポーツの祭典FIFAワールドカップ(FIFA World Cup以下、W杯)が6月15日、ロシアで開幕した。出場32カ国が昨日28日までの14日間で全64試合中のグループリーグ48試合を戦い、半分の16カ国が決勝トーナメントに進出。ブラジルやイングランドといった強豪国は危なげなくグループリーグを突破した一方で、前回大会王者で世界ランク1位のドイツが史上初めて決勝トーナメント進出を逃し、“史上最弱”と酷評されていた開催国ロシアや、突然の監督交代劇で空中分解もささやかれたわれらが日本が決勝トーナメントへの切符をつかむなど、21回目を迎えたW杯の歴史の中でもまれに見る大混戦を見せている。

180629_fifa_01.webp各国代表ユニホームをブランド別に解説したり、ヘアスタイルにおけるW杯ベストイレブンを選抜したり、W杯商戦の前半戦勝者を考察したりと、ここぞとばかりに読者の皆さまに話題を提供してきた。が、やはり各ファッションブランドによるフットボールコレクションは見逃せない。ということで、世界最大の祭典のためだけに製作された4年に1度の貴重なコレクションの数々をお届けする。

やはり開催国ロシア出身のデザイナー、ゴーシャ・ラブチンスキーが手掛ける「ゴーシャ ラブチンスキー」と「アディダス」のコラボは外せない。2017-18年秋冬からコラボを発表してきた両者だが、今回のコレクション“FOOTBALL WORLD CUP KIT”はロシア国旗に敬意を表し、レッド、ブルー、ホワイトを基調としたアイテムをラインアップ。ゴールキーパーのフットボールシャツまで用意されているところにゴーシャの本気度がうかがえる。オススメは2万4000円と若干値が張るオールブラックのサッカーボール。

オンラインストア「ユークス」は、出場国の中から14の国を代表するブランドにフォーカスしたぜいたくなコレクション“#YOOXSOCCERCOUTURE”を用意。サッカーファッション誌「ステップ フットボール ファッション(Stepp Football Fashion)」とのコラボで実現したもので、それぞれのブランドがTシャツとスエットを製作した。参加ブランドには日本の「カラー(KOLOR)」、フランスの「コーシェ(KOCHE)」、ベルギーの「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」、ポルトガルの「マーケス アルメイダ(MARQUES’ALMEIDA)」、イングランドの「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」などが名を連ねる。なお、売り上げの一部はロシアの元サッカー選手アレクサンドル・ケルジャコフ(Alexander Kerzhakov)が設立したチャリティー団体「Stars for Children」に寄付される。

スウェーデン語で“フットボールクラブ”を意味する「アクネ ストゥディオズ」の“フットボールスクルーブ(FOTBOLLSKLUBB)”は、ウエアにサッカーボール柄やブランドの本社の住所“13”を大きくプリントしたり、ブランドのアイコン“フェイス”をパッチワークであしらったりと遊び心満載。ホームとアウェイを意識した2カラー展開で、サッカーゴールのネットで作られたバッグやホイッスル、ビーニー、マフラーなど小物類も充実している他、キッズサイズも用意し、親子で楽しめるコレクションだ。

「フレッドペリー」からは、ブランドのシグニチャーであるポロシャツを出場する11カ国風にアップデートしたコレクション“カントリーシャツ(COUNTRY SHIRTS)”が登場する。襟と袖口が国旗やユニホームをモチーフとしたカラーリングになっている他、胸元の月桂樹の下には国名が刺しゅうされている。なお、ラインアップされた11カ国のうち9カ国が決勝トーナメント進出と、商品企画部の先見の明には恐れ入る。

残念ながらブランドの拠点であるイタリアは、あろうことか1958年大会以来60年ぶりにW杯出場を逃したが、「ヴェルサーチ」もフットボールシャツを発表している。背番号の「12」と“VIA GESU”の文字は、創業者のジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)がかつて住んでいた地名からで、胸元にはメデューサの金の刺しゅうが施されるなど、まさに「ヴェルサーチ」らしい一品に。価格は8万円とまさに“ラグジュアリー・ユニフォーム”。銀座店のみで販売中だ。

設楽洋ビームス(BEAMS)社長が自身のツイッターで連夜W杯の戦況を実況し、原宿店ではパブリックビューイングが行われるなど、社全体でW杯を盛り上げているビームス。「アディダス」とのコラボユニホームは、胸元の“beams”の文字が実際のスポンサーと見間違うほどにどこよりもリアル。価格も7800円と良心的だ。

アパレルの展開こそないが、「ルイ・ヴィトン」も一般的なサッカーボールのパネルをモチーフとした2型のバッグと革小物からなるコレクションを発表している。同ブランドは10年の南アフリカ大会から、優勝トロフィーを運ぶ専用ケースを製作していることでも知られる。なお、新メンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は頻繁に観戦するだけでなく、「ナイキ(NIKE)」とスパイクをデザインし、学生時代はサッカー部に所属していたという元サッカー小僧。19歳ながらフランス代表でエースナンバー「10」を背負うキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)とも交流があるだけに、ヴァージルの優勝予想はフランスか?

イタリア・ミラノのカルチャー誌「NSS マガジン(NSS Magazine)」のパロディ企画より生まれた「レス ヴェトモン デ フットボール」は、W杯と直接的には関係ないが見逃せない。日本代表の伝説的ユニホーム“炎モデル”をはじめ、一昔前のユニホームやフットボールジャージーにファッションブランドのロゴをプリントしているのだが、ファッションはもちろんフットボール熱も高いミラノだからこその「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と「プーマ(PUMA)」、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と「アディダス」、「グッチ(GUCCI)」と「アンブロ(UMBRO)」のような夢のコラボを勝手に実現。ロゴモチーフのアイテムが世界的にトレンドということもあって人気はうなぎのぼりで、実際に販売も行っている。